2024年12月17日火曜日

お金が全てではありません

私は59歳で40年間続けたトロンボーンを止めました。

体力的理由です。体力的理由とは、つまり、その楽器の音色を維持することが困難だと思ったからです。

意外とさっぱり止めれました。もう少し後ろ髪引かれるかと思いましたが、奥歯を抜いて、歯並びが変わり、アンブッシュア(唇の型)も変わったため、諦めがついたと思います。

今は、家にあったフルートとピアノを練習しています。

定年でもう仕事はする気がないので、毎日練習しています。

yamahaのフルートが壊れて新しくフルートを買いました。1万円のノーブランド品です。

初心者なのでyamahaのフルートも吹き難くく感じましたが、練習を重ねるごとに少しずつですが、上手くなっていくように感じました。

ところが1万円のフルートに変えて、かなり吹き難くく感じて、私の力量不足だろう、と自分に納得させていましたが、トロンボーンの経験上、練習を重ねて下手になることは決してない!と言う持論から、もしや?楽器が影響するのか?と思い、色々探して定価14万円のyamahaフルートを中古3万円という破格で購入できました。

すると、その1万円の楽器とは比較にもならないくらい音がスムーズに出て音域も簡単ではありませんが最初のyamahaを使っていた時と同じくらい音が出るようになりました。

私の経験上、楽器はなるべくなら最初から高価な楽器を使った方が良いが、ただし高価と言っても天井知らずなので、安価でない楽器を選んだ方が良いのでは?と思うのです。

特に初心者は新品の高価な楽器や新品の安価な楽器よりは中古の高価で安価な楽器をお勧めします。

中古楽器は前の人の癖がついている、と言う意見もありますが、新品の楽器はその楽器を「鳴らす」ことから始めなければいけないので、相当な労力と時間を要します。

しかし、中古楽器は既に疎通(言葉的に合っているかは疑問ですが)、つまり、既に管の中に多くの息が入っているので初心者でも吹きやすいのです。

これを踏まえて私が何を言いたいか?

楽器の演奏はお金がかかります。ただ3万円の高価な楽器であれば、十分、音楽を楽しむことができるのです。

そして楽器購入はお金で解決できますが、その先の素晴らしい演奏は決してお金では解決できない、と言うことを言いたかったのです。

参考までに私の晩年のトロンボーンの演奏です。

Merry Christmas





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